賭博覇王伝零:感想
1〜5巻まで借りて読んだので感想。
福本先生の漫画は『カイジ』『黒沢』『アカギ』『天』とかなり読んでたりします。どの作品も人の生き様を描いた作品ばかりで面白い。
自分のどこにでもあるありがちな人生と比較してあとから色々と思いを巡らす事が出来る作品ばかりで。
この作品はギャンブルをネタにしてるのでカイジっぽい話なんですが、カイジが普段どうしょうもないぐうたらなダメ男でも一たび勝負になれば頭をフル回転させるタイプなのに対して、零は優しくて正義感に燃える好青年で頭のキレも凄いといった感じ。
ギャンブルの内容はカイジのように生と死が隣り合わせの勝負事が殆どで、読んでいてかなり緊張感あり。
極限状態の人間こそその人の本当の能力や性質が出る、みたいな事がテーマとしてあるんじゃないかなあと感じた。
皆殺しの魔女の館で、殆ど全員がパニックになる中ヤクザのおっさん二人が必死に零を庇う描写はリアルだ。
このテーマって福本作品の全てで通じるモノなんじゃないかな。
週間少年マガジンで連載されてたらしいけど第一部で休載されてるらしい。第二部も早めに再開して欲しいね。
賭博覇王伝 零(1) (KCデラックス)
posted with amazlet at 10.11.02
福本 伸行
講談社
講談社
おすすめ度の平均:
こいつは凄い驚き
またやってくれた。
名作の予感!
綺麗なカイジ