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蒼天の拳:感想

参照記事:蒼天の拳 wiki
元々アニメ版の方を先に知ったのだけど、結構面白かったので漫画の方も読む事に。
週刊コミックバンチで連載していた『北斗の拳』の過去を描く物語。


作画は原哲夫だけど、北斗の拳と違って原作は堀江信彦という方がやっているらしい。
その性なのか、主人公霞拳志郎(北斗の拳主人公ケンシロウの実父にあたる人の様だ)は人を食ったような性格の持ち主。
北斗の拳は文明が核戦争で滅び去った後の話なので、描写が非現実的で超暴力的だったが、蒼天の拳は1935年の上海が舞台なので、混沌とはしているものの秩序と文明があり、人々の思惑が交錯しながら話が進んで行くのが大きく違う所。
いくら拳法が超人的でも多数の拳銃の前ではどうにもならない等、人間的に描かれている。
お笑いや皮肉の要素が大きいのも、魅力。北斗の拳も笑える箇所はあったけど全体の一割弱位しか無かったのに対して、蒼天の拳は2割位笑える箇所がある感じ。
北斗神拳の話なのでそちらも言及すると、この世界では3つの北斗があり、それぞれ三国志時代に分家した設定になっている。
まだ5巻までしか読んでいないので、これからどうなっていくのか分からないが、楽しみ。


殆ど北斗の拳との相違点ばかり挙げてしまったけど、それが一番判りやすいかなと思って書いてみた。
ざっくり一言で書けば「大人の為の北斗の拳
アニメやパチンコにもなっているし、人気のある作品である。