1人でもふもふ

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わかりやすく説明・説得する技術:書評


この本を手にしたきっかけが2つ。
1.こうやってネット上で書いている文章をもっと分かりやすく書くにはどうしたら良いのか?
2.仕事で新人教育の一部を任されたので、文章を含めてどうやって教えていけば相手が分かってくれるのか?

1は人から「みんぱさんの文分かりやすくまとめてますね」と言われた事があって少し嬉しかったりするものの、後から読み返すと何言いたいんだコレw、と思う文章もあり少しでも良くしていきたかった。
2については会社で資料作ってる関係で、ついでに資料使って教育もやれと言われたから。正直人前でしゃべるのは苦手で、どうやって分かるように話せば良いのかわからなかった。


本の前半で、相手を説得・説明するのはまず人間関係が良いのが大前提と書かれている。いきなり自分の苦手分野キターと思いつつ読み進めていくと、コミュニケーション能力を高めるには、うんたんうんたんと書かれている。
相手に好かれなければ話も聞いてもらえないのはある意味当然の事だけど、実際は苦手な人やとっつきにくい人とも話をしなければいけない。その為にどうすれば、という事が書いてるが、長いので省略するけど、要は好感を持たれる人が、人を動かす。そしてこちらから好きにならなければ、人は寄って来ない、という事だ。


本の後半に、本題の分かりやすく説得する技術が示されていて、特にコレは!、と思ったものを挙げると、
●比喩やキーワードを使う
結構苦手。これはボキャブラリーが必要だしそのことを深く理解している必要があるので中々使える訳じゃないなあと。
●言葉使いは平易に。安易に専門用語は使わない
特に自分の知ってる事だと相手も知っていると思いがち。専門用語はなあ…ネットスラングとかもそうだけど分かる人にしか分からない言葉は内輪で盛り上がるには良いけど分からない人に話すにはやってはいけないな。
●時々相手の名前を言う(語りかけるように)
自分は名前を覚えるのが苦手で、会社の人の名前はすぐ忘れてしまう。ここら辺が自分のコミュ能力の無さにも繋がっているので気を付けていきたいなと。
●常に「簡潔」「スピード」を心がける
これは意識的に心がけているつもりなんだけど、中々難しい。『最初の一言をインパクトとスピードのあるものにできれば、相手の興味は大きくこちらに傾く』とあり、その通りだなと思う。


上の様な事は趣味でも仕事でも使える技術なので、非常に為になった。思ったのはこれをやれば説得出来る!みたいな魔法の技術やらコツは無いって事。一つ一つは当たり前だし皆何となくやっている事だけど、全部やっていけば大きな力になるのだろうなと思った。