1人でもふもふ

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弾幕対戦STGの新たな夜明けを迎える前にポシャった不遇のタイトル

旋光の輪舞DUO:プレー感想

参考記事1:旋光の輪舞DUO wiki
参考記事2:グレフ公式サイト

前作の旋光の輪舞Rev.Xは実績8割取る程遊んだので、2作目のこのゲームは発売前買おうと思っていたが、結局他のゲーム攻勢に埋もれてしまった。
年末に安く売っていたので購入。

このゲームを作ったグレフは、タイトーでGダライアス開発チームが独立して出来た会社。なのでSTGへの思い入れは並じゃないのだろう。
実際殆どのタイトルはSTG。今じゃケイブと並んで数少ない良質STGを出し続ける会社である。


●このゲームの良い所
このゲームの何が素敵かって魅力的なキャラクター(1作目の公式キャラデザ集買ってしまった程)と、派手なのに神秘的な音楽。このあたりは当然1から受け継がれている。
ゲームシステム的には対戦アクションSTGで、似ているタイプにサイキックフォースあたり思い出してくれればOK。知らんわそんなゲームおっさん乙!という若人は、スマブラのキャラが全員銃持ってファック連発してる画を連想してくれれば近い。
違いといえば怒涛のような弾幕を敵味方共に打ち込める事。ライフ制なので一発一発のダメージはデカく無いがチリも積もればで、極力相手の攻撃を避けなければ死。
攻撃について、1作目はコマンド入力して攻撃の種類を変えながら敵を攻略するシステムだったが、コマンド入力がかなりうっとおしかった。
自機と敵の位置によって同じコマンドでも出たり出なかったりする為ストレスが溜まったが、DUOではコマンドは極力しない作りになっていて、その分相手の攻略に集中出来るのが◯。


●ここから悪い所
攻撃ボタンは同時押しが多く、初期設定で空いているボタンに全部割り振ってある。これを覚えるのに一苦労する。
1ではコマンド入力を覚えなきゃいけなかったので、その分楽になったがまだ操作が複雑。
次にゲームシステムもかなり複雑。強力な攻撃は出せる期間があるのだが、どこ見ると分かるのかパッと見分からない。
BOSSモードの自機体力もランダムこれ?と思ってしまう。法則性はあるんだろうけどその説明が無い。
近距離の攻防の法則も分からない。これは説明書に載っているが、少なくとも分かり辛い。


んー良い事ばかり書こうと思っていたのだが、こうやって思った事書き出してみるととっつきの悪いゲームにしか思えんねw
正直とっつきは悪いし固定ユーザーも少ないのだけど、グレフとしたらこのままSTGがジリ貧になっていくのを黙って見ているのが辛かったのだろう。1作目をアーケードで出す前に、STGは新しい挑戦をしていかなければ駄目になってしまう、というインタビューを読んだ事がある。
残念ながらこのゲームでは新しい挑戦を受け入れたくてもシステムが複雑過ぎてコアユーザーにしかウケなかった感がある。
もっとシンプルな作りの、例えばスマブラ位操作の簡単な対戦アクションSTGを出せていればもっと幅広い層にウケたかもしれないのに残念だ。

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