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1人でもふもふ

ゲーム・映画・音楽・アニメ・漫画・本等、感じたこと思ったことを書いています

アイアムヒーロー 感想 : 非日常の異常なリアル描写

漫画


 「この漫画がすごい」の中で上位に入っていた「アイアムヒーロー」を5感まで読んでみました。

 読むキッカケが例によってミーハーなんですが、一応馴れ初めから。
 レンタル漫画で見掛けたので、とりあえず手に取り1巻の最初を読んでみると、どうもうだつのあがらない元漫画家現アシスタントの男の日常を描いているようで、確かにリアルな中年男性の心理描写は特質に値するけど言うほど凄くないじゃん、と思って元の棚に戻したのが一ヶ月程前。
 先週同じようにレンタルでお目当ての漫画借りようと思って行ったら先に借りられていたので、アイアムヒーローって2巻以降はどうなってるんだろ、と2巻を手に取ると・・・なんじゃこりゃあww

 この回読んで速攻借りてきた。


 で、5巻まで読んだ感想。この漫画は凄い!
 ストーリーは、何らかの原因で生きている人間がゾンビ化して人を襲い、噛まれると感染してその人間はゾンビになる、といったハリウッド映画でよく見掛けるゾンビもの。それが日本に置き換わっているだけと言われたらそれまでなんだけど、リアリティーが半端無い。
 1巻で主人公の様な将来不安だけど何とか頑張って日常生活送ってます的な、日本に大多数いる若者の心理描写をうまく捉えつつ、徐々にゾンビが日常に侵食していく描写が異常にリアル。

 テレビでこの異常な事態を何とか冷静に国民に知らせようとしている政府とマスコミの言動や、インターネットで色んな噂話や煽りが錯綜している様子がこの前の東日本大震災と被るなあ、と。そんな情報も段々少なくなっていく様が本当に怖い。

 ゾンビの様子もハリウッド製と一味違う。ゾンビ化しても生前の記憶がかすかに残っているようで、単純な言葉を壊れたテープレコーダーの様に発しているゾンビ、何故か4本足でブリッジして走ってくるゾンビ、人間そっちのけで共食い始めるゾンビ等、それぞれ個性と意志を持っている動きをするのが日本人が考える死体が動くモノ=ゾンビ、という感じ。

 上の画像って主人公の恋人がゾンビ化しちゃった姿なんだけど、主人公はしばらくぽかーん状態。1日経っても今起きている事が夢か現実か分からない。普通なら恋人の死を悲しむべきなんだろうけど、今の異常な世界だと悲しんでいる暇が無い、っていう心理描写も上手いなと。
 その主人公は「アイアムヒーロー」とタイトルが付いている割にはさえない男で妄想癖がありそのくせ極端なビビリで5巻まではおよそヒーローらしく無いのだけど…これからヒーローになっていくのかも。


 ゾンビ化の原因や発生した理由も含めて、かなり先が気になる作品。どうでも良いけど実写映画化!とか完全に騙された。ヤメてね☆

アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)

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