1人でもふもふ

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ミクの日大感謝祭 2DaysコンプリートBOX 感想

 コンプリートBOXを買ったのだけど、LDと同じ大きさのパッケージなのがインパクトあるし手に入れた満足感がある。と同時に保管に困るなコレ、と思ってしまった。ずっと手に届くところに置いておくには、このパッケージは手に余るかな。
 ひとまずライブ映像である『ミクパ♪2012』『最後のミクの日大感謝祭』の感想を。


◎ミクパ♪2012
 札幌でやったミクパを観る機会があったのだけど一部曲の編成を変えつつも大枠では同じ構成。
 思ったことを羅列すると、
・キャラクターの解像度高い、大感謝祭よりも高いのでは。
・大感謝祭に比べると、若干キャラクターの動きがぎこちないような。
・KAITO&KAITOの曲が初出演&初登場。
・ロック色強い。ツインギターとか熱い展開が多かったし、有名曲以外の知ってる人は知ってる名曲が多い気がした。
・何人かの有名Pがアナウンスと一緒にゲスト出演していてファンには嬉しい。(実際には大感謝祭でも出てるらしい)


◎最後のミクの日大感謝祭
・ストリングス隊やホーンセクションの追加によりゴージャス感がハンパない。マンネリにならないように、でも原曲を壊さないようにアレンジが良い感じで抑えられている。
・有名曲連発でノリやすい。
・キャラクターの動きがスムーズで良い。ミクのアナウンスが今までで一番自然だった。
・MEIKO&MEIKOの曲が初出演&初登場。
・バックダンサーが若干興ざめ。彼女達もボカロ世界を広げる貢献をして来た方達なのだろうけど、このコンサートでの登場は合わない気が。


 今年8月でミク誕生5周年という事で、色々とタイアップやイベントが行われていますが、若干の違和感を感じていて、それって何なんだろ、と思っていたのだけど、以下のインタビューでああ、このことなんだな、と。
「サンクチュアリとしての初音ミク」 ミクと駆け抜けた5年、開発元・クリプトンに聞く
>ChromeのCMがきっかけでミクの知名度が高まり、最近はメジャーレーベルの上層部からも、同社に声がかかるようになったという。創作文化の理解度は人によってさまざまだが、旧来のメジャーシーンにミクを乗せようと目論む人もいるという。「事前にPRプランが決まってて、音楽番組に持ち込もうとか、アイドルとタイアップでグラビアを飾ろうとか、そういう仕込みはうんざり。ニコニコ動画に曲を投稿して評価を受けるなど、ファンの方々のジャッジを通さないでポーンと上のほうに上がってしまうのは避けたい」


 インタビュー内でタイアップもユーザーの共感を得る事が出来るものでないとやらない、と言っている。多分自分が感じた『若干の違和感』というのは、自分のフィルターを通した時に「これは何かボカロ世界から逸脱してる」と感じる瞬間に起きるものなんだろう。
 そういう意味ではこの2つのライブ・コンサートはファンとクリエイターの間にある信頼感・一体感が凄かったし、ボカロ世界を創作しそれを応援した全ての人が幸せな気持ちになれる作品に仕上がっていた。こんな素晴らしいライブ・コンサートをクリエイトしてくれたセガと全てのボカロ世界に関わった人達に感謝。

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