1人でもふもふ

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媚びない人生:人生をどう生きるべきか

20代の社会人なりたてな人に特に響きそうな内容。人生の意味目的をみつけたい大人にも。独立した個になれ、という話なんだと思う

 某ブログで紹介されていたので買って読んでみた。

 20代の学生から社会人になって数年位の人に特に心に響きそうな内容。30,40代の人でも自分の人生の方向性がみえてない人には福音となる話に満ちていた。
 『媚びない人生』というタイトルなので、一匹狼で生きろ、という突き放した内容なのかな、と思ったが、他者との関係をどうすれば良いのか、人生をどういうスタンスで乗り切るべきなのかが書いてあった。


 その中でも特に心に響いたフレーズを挙げると、


・幸せの基準を自分で設定出来る人こそ、自分で幸せをコントロール出来る人なのである


・知ったふりをするのは、「他者への欺瞞」であると同時に「自分自身への侮辱」でもある


・自分を信じる力を最も阻害するのは、実は他者の目だ、ということ。他者の目を気にすればするほど、自分を信じる力は減じていく


・皆に好かれる必要などない。嫌われても自分らしい表情をし、自分で考えた言葉を発することを心がけることこそが重要

 
・人間は何のために生きているのか。人生の目的とは何なのか。私は、人間としての完成度を高めることこそ、目的ではないかと思っている。自分自らが誇れる人間になっていくという、そのプロセスを、死ぬところまで続けることこそが大切



 丁度今、甥っ子がニートやっているのだけど、それをみてて思ったのは、社会人になり始めの頃って誰からもアドバイスされなくて、社会の中でどう振る舞えば良いのかわからなくて苦悩する時期だよなあと。その時指針となる大人なり先輩なりの助言を受ける環境にない人は、自分で一人苦しんで答えを出すしかないわけで。そういう人達に向けての本であると同時に、人生をどう生きるべきか?、という漠然とした答えを探している人に向けてもおすすめな内容だった。
 おせっかいかもしれないが、甥っ子に今度この本を渡そうと思う。

媚びない人生

媚びない人生