ブラックジャックによろしく 感想
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ブラックジャックによろしく1~13巻をiPadで読みました。
その続編の新ブラックジャックによろしく1~9巻はまだ読んでません。無印までの感想を。
主人公は有名大学を卒業してきた研修医。その純粋で一途な性格ゆえ、日本の医療現場の現実や制度の理不尽さと衝突するのですが、持ち前の正義感と後先考えない突っ走りで患者さんを何とかしようと奮闘する物語。
所詮は大学から卒業してきたばかりの研修医なので、指導医の先生方からこっぴどく説教を食らうのですが、そこで正論を吹っ掛けて逆に先生方を感化させてしまう特殊能力を備えております。
主人公の言っていることは正論だし、患者の事を第一の考えて行動力には感動を覚えます。でも患者を診る先生方はそんな綺麗事言ってられない現実があって、その中でベストを尽くしているのも事実。主人公がやっている事を全ての患者さんに向けて治療を行なっていたら、体がいくつあっても足らないでしょうね。
主人公の行動は読者の心を動かす、それは人が人として生きる為には何が大事かを第一に考えて、そのためにはどうすればいいかを一生懸命に考えて答えを出すからです。それが患者や関わった人全てにとって良かったことでなくても。結局主人公の自己満足に過ぎないと話の中でも自問自答しているものの、がむしゃらに障害を乗り越える姿に感動させてもらいました。
