【感想】怒首領蜂最大往生 : 最後の打ち上げ花火
ケイブが放つ最強最後の弾幕STG、それが『怒首領蜂最大往生』。
PS2〜360にかけて、ケイブシューを殆ど買っている自分としては、これが恐らく最後のコンシュマー作品になると思うと、淋しく思うと同時に感慨深い。
■システム
ボタンはショット・ボム・ラビットショット(連射)。今まで色々なシステムが試されたが、ケイブシューは結局これに収斂された、と言わんばかりのシンプルかつ定番のもの。
他にショット強化選択やハイパーカウンターなど、怒首領蜂シリーズではお馴染みのシステムはそのまま。
■キャラクター
シリーズが後期にいくに従って、ストーリーが具体的になり、ファンサービス的なエレメントドールが追加されていったが、最大往生ではオトメデウスも真っ青なエレメントドールとオペレーターとの掛け合いがされる360専用モードが追加。これがかなり心地よい。
ちゃんとストーリーのバックグラウンドを説明しながらキャラクターの性格を垣間見せるような会話になっていて、それプラス中ボスやボス戦での戦いを演出してくれる。
相変わらず敵の造型は無骨でボスキャラは威圧感ある機械生命体といった風貌な一方、エレメントドールの萌え化が著しくここは賛否あるだろう。勿論自分は好み。
■ゲーム全般
全5ステージ。
弾幕シューを作り続けただけあって、どうやったら気持ちよくプレーし続けられるか、をよく考えて設計してあるステージ構成だと感じた。
途切れなく続く敵の出現によるコンボや、ボムでコンボがリセットされなくなった(半減される)、ハイパーカウンター攻撃による一撃必殺、敵を撃退した際に回収される大量の星など、脳汁が垂れ流せるゲームとして最高峰に位置するのでは。
また、音楽も危機感を煽るトランス+ギターロック系(いつものケイブサウンドと言った方が早いか)で、爽快感と緊迫したプレーをアシストしている。
ケイブが今後STGをコンシュマーでやる事は無いだろうが、これまでずっとシューティング好きを愉しませて来てくれたメーカーとして、これからも応援して行きたい。と同時に、シューティングなくして他のジャンルやソシャゲをヒットさせてくいくのは茨の道だろうな、と心配もしている。
- 出版社/メーカー: ケイブ
- 発売日: 2013/05/30
- メディア: Video Game
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