アンチャ3 感想 : 全てのエンターテインメントを超えていく
『アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス』、買ってまだ中盤までしかやってないけどファーストインプレ。
キャッチコピーが「この冒険は、すべてのエンターテインメントを超えていく」らしい。何かPSUのキャッチコピー「すべてのRPGを過去にする」を思い出したが、アンチャ3の方はキャッチコピーに偽りなしだとプレーしていて思った。
とは言っても、これまでのアンチャも充分に凄かったしそれより格段に凄くなった感は無いのが正直なところ。
背景の描き込みの半端無さ、程良い難しさの謎解き、銃撃戦や肉弾戦はグロ表現が無いので18歳以下の未成年でも安心してお薦め出来るし、ストーリーも古代遺跡と財宝のありかを探すという一本の太い幹があり一見さんでも分かりやすくしつつ、歴史や人間模様の複雑さを散りばめているのが飽きさせない要因になっている。
実在の人物フランシス・ドレイク卿の子孫であるネイサン・ドレイクが本作の主人公。パートナーで師匠のビクター・サリバンとの掛け合いも相変わらず。危機の時ほど軽口叩き合っていてプレー中ニヤニヤしてしまう。日本語吹き替えが秀逸じゃなかったらこんなにユーモアを感じなかっただろうな。
良い事ばかり書くとアレなので、これはちょっと、と思った事も。
今回序盤で主人公ネイトの若い頃の回想シーンがプレー出来るのだけど、コレに限らず話があちこち飛ぶので、気がつくと「えーと今なんでここにいるんだっけ?」という事になりやすい。2の時も色々な舞台に飛んでいたが今作は更に多く、プレイヤーを飽きさせないよう意図して作ってるのだろう。舞台が変わって確かに新鮮な気持ちで遊べるのだけど、腰を据えてじっくり遊ぶ感じじゃなくなってきたのが少し気になった。
それとネットでも話題にはなってるけど、照準合わせがバグの為に上手くできない。これは後日パッチが当たるのでこれから遊ぶ人には無問題だけど、銃撃戦もこのゲームの重要な一部だし遊んでいて前作より戦闘がアバウトだなあと感じたので、印象を悪くしてしまった。
シリーズ作品だから飛び抜けてビックリするようなギミックやストーリーになっている訳ではないものの、全体としては凄く高い次元でまとまったエンターテイメント作品といった感じ。もうココまで来ると次のステップとか行けるのかな、と開発者側の事を心配してしまう様なゲームだった。
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2011/11/02
- メディア: Video Game
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