桃太郎電鉄2010 維新大集合 感想 : 据え置き機では最後の桃鉄
桃太郎電鉄(以下桃鉄)はPCエンジン時代から続く有名タイトル…と思っていたらファミコンが1作目で出ているんですね(桃太郎電鉄シリーズwiki)。
何ていうか今は亡きハドソンのPCエンジンから続く看板タイトルだと思っていたので意外と言うか。
このゲーム、一言で言えばサイコロを振って最初に目的地に到着すれば勝者という単純なゲーム性ですが、目的地から一番遠いプレイヤーに貧乏神が取り付き不利益な事をしてきます。でも他のプレイヤーになすりつけたりも出来、それが元で友達と喧嘩になったりしたので、昔は大嫌いでした。
他にも物件駅に止まって物件を購入すると1年終了後の決算で収益が所持金に加算されるシステムが最初分からなくて、とにかく目的地まで最速で着けばイイんだろ?、と思ってやっていたらみるみる内に所持金差が付いてクソだなコレ、とコントローラー投げたのはいい思い出(実際は投げてないですが)。
まあそんな訳であまり良い印象を持ってなかったんですが、社会人になって友達と何人かで集まるようになるきっかけが麻雀とこの桃鉄シリーズでした。
自分の周りの友達のゲーム歴が、プレイステーション1で止まっている人も何人か居るのでとても最近の対戦ゲームは出来ないんですよ。特にアクション性のあるものはおっさんという事もあり大概駄目。そんな人でも遊べる数少ない対戦型ボードゲームでした。
だいたい3〜4人集まると桃鉄を100年設定にして遊びました。遊んだ順に挙げていくと、
・桃太郎電鉄12 西日本編もありまっせー!(PS2・GC:2003年12月11日)
・桃太郎電鉄USA(PS2:2004年11月18日)
・桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!(PS2:2006年12月7日、Wii:2007年7月19日、Xbox 360:2007年12月6日)
・桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻(Wii:2009年11月26日)
という感じで。全部じゃないですが、PS2時代からかなり遊んでます。
で、桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻なんですが、wikiみれば変更点とか分かるので、個人的な印象を。
・物件や鉄道の「増資」が廃止された。
増資がある事で他プレイヤーとの駆け引きが複雑になる利点はあるんですが、初見の人にはよく解らないシステムですよね。そういう意味で窓口は広がったと思います。
・プレイヤーに時折、「日本一クイズ」(4択)が出題される
過去シリーズでもクイズはありましたが本作はやたら出てきます。不正解でも罰金が無いのがリラックス出来るし、友達同士でああでもないこうでもないと話が盛り上がるのが◯。
・『20周年』に初登場した「歴史ヒーロー」システムが据置型ゲーム機で初登場。
本作だと計27人登場するらしいです。プレイヤーに味方してくれたり反対に害をもたらしたり気まぐれな要素が強まったかな。順位の低い人と高い人との差を縮める役割を担っている感じ。
全体的に言えば本作は小難しいシステムを簡略化して、初心者歓迎な姿勢で制作されたんだなと感じました。
家族や友人と遊ぶにはうってつけの作品なんじゃないかと。
なんかWiiで桃太郎電鉄2012を製作中だったのが、東日本大震災で製作中止になってしまったらしいです。
という事はこれが据え置き機では最後の桃鉄という事になりますね(リメイク等で出る可能性はあるようです)。そういう意味でも買って良かったな、と。
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